筆者は小泉構造改革は高く評価する1人だが、道路公団民営化で、悪名高いあの猪瀬直樹氏(現東京都副知事)が「地方の無駄な道路は造る必要はない」ととんでもないことを言い出し、朝日新聞を始めとする左派系メディアと一緒になり「公共事業の大反対」を叫び始めたことが、全国の土木建設会社の倒産連発の主たる原因だと考えている。トヨタの奥田会長でなくても、「大手ゼネコンは朝日新聞やテレビ朝日に広告は止めて、新聞の購読も止めるべきだ」と勧めたくなるのは刃傷(にんじょう)だろう。
写真は北九州在住の直木賞作家・佐木隆三氏だが、そういう経緯もあり、数年前筆者は仲間と共に佐木氏にお願いし、福岡県豊前市で「高速道路の必要性」について講演してもらったことがある。
その佐木氏、売れない時代に、年末資金繰りが大変で出版社に前借りを頼んだことがあるが断られ、その時ポケットの中には100円玉しかなかった。仕方なくその100円でお菓子のグリコを買って、一人娘のクリスマスプレゼントに贈ったという。子供はグリコのおまけを嬉しそうに喜び、その姿を見た佐木氏は悔し涙がでそうになったが、そういう悔しさをバネに生き抜いてきた。

アメリカでは、FEDEX(フェデラル・エクスプレス)が約9000人の人員削減と米国内配送事業からの撤退を表明、またAMEX(アメリカン・エクスプレス)も7000人の人員を削減し35億ドル(3500億円)の公的資金注入を米政府に依頼した。アメリカでも、来たるクリスマスを1ドル(100円)のプレゼントで乗り切る人が多いことだろう。
日本では「定額給付金」がクリスマスプレゼントに化けるか、借金返済にまわるか、それとも貯蓄にまわるのか。
セレブ宰相にはこの気持ちは分かるまい。

エントリーが気に入ったらクリックお願いします。

